ランゲンドルフ型灌流心を用いた試験

安全性薬理試験の更なる拡充 ━ 国内初,GLP適用での試験も可能

 安全性薬理試験においては常に最先端の技術を提供し,多くのお客様の信頼をいただいてまいりました。あらたな心血管評価系として,ランゲンドルフ型灌流心を用いた評価をご提案させていただいております。
 GLP適用安全性薬理試験はもとより,迅速な試験実施により創薬初期でのスクリーニングや,薬効評価にもご活用いただけます。
 

ランゲンドルフ型灌流心

a: 大動脈カニューレ
b: バルーンカテーテル
c: 刺激電極
d: 心電図電極(+)
e: MAP電極
f: 心電図電極(-)

本試験法の特長

● 心臓への直接的な評価により,QT延長と心機能の同時評価が可能 ― in vivoにおける予測をより明確に
● 従来の安全性薬理in vitro評価系と比較し,偽陰性・偽陽性のリスクを低減
 

測定・解析項目  ― 下記より,ご要望に応じて測定・解析いたします ―

ランゲンドルフ型灌流心
 

背景データの一例   (Astemizole 0.3, 1, 3 μmol/L)

ランゲンドルフ型灌流心
 

標準プロトコル

■ 試験系

ウサギ (Std:NZW) または、モルモット (Slc:Hartley) 摘出心臓標本

■ ペーシング

房室結節領域を物理的に障害してAVブロックを作製 → 左心室上部付近より1Hzの頻度

■ 灌流液

Krebs-Henseleit液 (37.0±0.2°C)

■ 群構成

対照群・被験物質群 (n=4)
ご要望に応じて比較陽性対照群を設定

■ 適用順(例)

①低用量 → ②中用量 → ③高用量 → ④陽性対照

■ 適用時間

各20分の累積適用

■ 測定ポイント

適用前、適用後 20分

標準納期

実験開始より速報提出まで2週間 (GLP標準デザインの場合)

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